歩行の自立、手の操作や言語能力の獲得によって、大人に助けられながら1人でできる部分がふえ、「ジブンで」と1人でやってみたり、手助けを求めたり、ほめられると得意になってやろうとしたり、友達のやるのをまねしたり、そんな繰り返しのなかで、徐々に自分の意思でやろうとして能動化していきます。
食事
手づかみ食べ→手つまみ食べからスプーン→ツースプーン(子どもと大人の協力関係)と練習していく中で「道具を使って自分で食べる」行為が実現していきます。ほとんど自分で食べられるようになると、友だちと食べる楽しさが意欲へとつながっていきます。 |
排泄・手洗い
オムツからパンツへと移行していくためには、子どもの生理的な排尿の機能の発達が前提となり、オムツが濡れる前に知らせてくれたり、誘うと便器で排尿するようになれば、移行していきます。排泄後に手洗いもできるようになります。 |
大人の援助で着脱していたのが、少しずつ自分でやろうとする気持ちが育ってきます。
「じぶんで」と言う時期なので、見守りが大切です。時間はかかりますが、試行錯誤しながら一生懸命取り組み「できた」と一緒に喜ぶことは、自信へとつながり、更に意欲を持つようになっていきます。
午前中にしっかり身体を動かして遊んだ後、食事をして体を休めます。午後からも元気いっぱい遊ぶためにも必要な時間です。
1歳児は歩行の完成期ともいわれますが、歩く、走る、転がす、投げるなどの基本的な動きを繰り返す大切な時期です。また、手、指の動きについても、遊びのなかでいろいろな道具や素材にふれることで、注目したり、思考力を働かせ、ものの認識を高め、遊びを通して一人ひとりの子どもたちの平衡性や柔軟性が育つように進めていきます。
音域が狭く、子どもの声帯にやさしいのが「わらべうた」です。顔や手・指などに触れてもらいながら、言葉が心まで届く音楽体験になり、耳を育てていきます。